干し芋は赤ちゃんの離乳食におすすめ?いつから食べられる?

干し芋は赤ちゃんの離乳食におすすめ?いつから食べられる?

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赤ちゃんも干し芋は食べられる?

結論から言えば、赤ちゃんも干し芋は食べられます!

むしろ干し芋は様々な点で赤ちゃんにおすすめの食材なんです。大型スーパーやドラッグストア、赤ちゃん用品店の離乳食コーナーでも干し芋は売られていますし、ネットでの購入もできます。

この記事では

  • 赤ちゃんがいつから干し芋を食べられるのか?
  • 赤ちゃんの離乳食に干し芋がオススメな理由
  • 赤ちゃんの干し芋の選び方や食べさせる時の注意点

について詳しくご紹介します。

また、オススメの干し芋やアレンジレシピもご紹介しますので、是非最後まで読んでみてくださいね。

目次

赤ちゃんは干し芋を何歳から食べられる?

干し芋を歯固めとして(6カ月くらい)

赤ちゃん専用の干し芋があり、6カ月くらいから与えることができます。

手にしたオモチャなどをガシガシ噛み始めたり、よだれの量が増えてきたら、干し芋で歯固めをスタートするのがおすすめです。

赤ちゃん専用干し芋は、通常より固く作られていて、赤ちゃんがちぎって飲み込んだりしないようになっているのが特徴です。

また、赤ちゃんが自分の手で持てる大きさで、かつ飲み込まないよう丸みを帯びた形に作られています。

赤ちゃんによって歯固めの必要な時期は違いますが、だいたい歯が生えそろうまで使うことができ、その後もオヤツとして大活躍間違いなしです。

干し芋を離乳食として(7~8カ月の後半)

一般的に、赤ちゃんが7~8カ月になるモグモグ期は、舌でつぶせるものを食べさせていきますね。

この時期(7~8カ月)の後半のモグモグに慣れた頃から、柔らかくしてつぶした干し芋を食べさせられるようになります

9~11か月のカミカミ期になったら、カットしていない干し芋を与えても大丈夫です。

ただし、前歯が生えそろったのを確認してからにしてください。

この時期には食べるというより「おしゃぶり」のようにしゃぶっている感じです。しっかり食べられるようになるのは、卒乳してしっかり歯や歯茎で噛めるようになってからになります。

赤ちゃんの離乳食に干し芋がオススメな理由

無添加であること

赤ちゃんにとっては少量の添加物でも影響は大きいですから、できるだけ無添加のものを食べさせたいものです。

干し芋のほとんどは保存料・着色料・香料などが使われておらず、甘みなども加えてない完全無添加ですので、安心して食べさせることができます。

念のため、製品表示も確認してから購入するようにしてくださいね。

栄養的に優れていること

さつまいもを干して作られる干し芋には、赤ちゃんにとって良い栄養がギュッと凝縮されています。

デンプンなどの炭水化物が多く、たんぱく質もしっかり含まれているので、運動量の多い赤ちゃんに必要なカロリーを取りやすいのが一番のメリットです。

カロリーが高いわりに脂質は少なく、食後の血糖値が上がりにくい低GI食品で、食物繊維も多いので肥満になりにくいことも嬉しいですね。

さらに、骨や歯の成長に欠かせないカルシウムやリン、貧血予防のための鉄分、皮膚や粘膜を健康にするビタミンB群、免疫力を高めるビタミンC・Eなどの微量要素もしっかり含まれています。

赤ちゃんの干し芋の栄養はここがオススメ

お子さんに多い栄養不足は、ビタミンB群欠乏、低血糖症、鉄欠乏、たんぱく質欠乏ですので、干し芋によってほとんどの栄養不足をカバーできることがわかります。

甘くておいしいこと

干し芋の魅力の一つとして、甘くておいしいことがあげられます。

自然な甘さと食感があるので、お母さんも安心ですし、なにより赤ちゃんが好んで食べてくれます。

もし、最初にイヤイヤされたら、無理強いせず期間をおいてから与えてみてくださいね。

適度な硬さがあること

赤ちゃんに離乳食を与える時に、一番怖いのが「誤飲・誤嚥(ごえん)」です。

干し芋は適度な硬さがあるので、赤ちゃんが引きちぎったり嚙み切ったりすることはなく、間違って喉などにつまらせる「誤飲・誤嚥」は起こりにくいので安心です。

硬いものを噛む練習をすることで、あごや歯の発達を促し、血流を増加させて脳の発達もすすみます。

また、唾液が沢山出るので虫歯予防や口の中の殺菌効果もアップします。

他にも、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを防止したり、表情筋を鍛えたり、味覚を感じる能力を向上させたり、緊張を和らげリラックスさせるなど、赤ちゃんが干し芋を噛むことにはメリットがいっぱいなのです。

歯固めに最適

干し芋は歯が生え始める前から生えそろうまでの間の歯固めとして、もっとも優れた食品のひとつです。

理由としては、手に持ちやすいこと、甘くて美味しいので自分から食べてくれること、乾燥しているのでよだれは増えても飲み込んでくれるようになることなどがあります。

他に歯固めとして良い、と言われるリンゴ・おしゃぶり昆布・スルメなどに比べて長持ちするのも干し芋のメリット。
また、前述しましたが干し芋は適度な大きさと硬さなので誤飲しにくく安心なのもオススメのポイントです。

手づかみで食べられること

干し芋は赤ちゃんが持ちやすいので、おしゃぶりのように自分で手づかみして食べてくれます。このことで、手や指の感覚トレーニングになり、その後のスプーンやはしへの移行もスムーズになることが期待できるのです。

さらに、自分の意志で手づかみして食べるので、食事に意欲的になるメリットもあります。

腹持ちがいいこと

干し芋は食物繊維が豊富で腹持ちもいいので、便秘改善・夜泣き改善も期待できます。

携帯しやすいこと

干し芋は乾燥しているので、特別な容器なども必要とせず、袋に入れて持ち歩きできます。

ぐずり防止やオヤツとして、お出かけの時などには便利ですね。

干し芋を赤ちゃんに与えた感想や口コミ

歯固めになることや、ずっとモグモグしてくれること、いろんなものを噛んでよだれまみれにならないことで、ママが喜んでますね!赤ちゃんも満足そうです。


この赤ちゃんは、とても干し芋が気に入っているみたいですね。離乳食を食べてくれないのは困りますが、このように手づかみで食べてくれることも干し芋のメリットです。


干し芋は、離乳食教室でもおすすめしているんですね。とても上手に持って食べています。自分で持って食べることで、赤ちゃんの食べ物への意識も高まります。


こちらは1年3か月ほどの赤ちゃんのご飯。すごく美味しそうです。干し芋を星形にくり抜いたりするのもいいアイディアですね!干し芋は水分と一緒に与える必要があるので、このようにお茶やスープと一緒の献立は理想的です。

赤ちゃんに与える干し芋を選ぶ基準

乳児用規格適用のもの

「乳児用規格適用」とは、1歳未満の乳児のための食品を安心して選べるよう、厚生労働省が許可した食品に表示されるものです。
具体的には、放射線物質の基準値をクリアしたものになります。

一般の食品の基準100ベクレル/kgに比べ、乳児用は50ベクレル/kgと低い基準値が設定されています。

表示がある場合、そのメーカーが乳児用としてしっかり責任を持って製造・販売している証拠にもなります。

赤ちゃんに安心して食べてもらうためにも、できるだけ「乳児用規格適用」の干し芋を選びたいですね。

無添加

干し芋は無添加のものがほとんどですが、必ず袋の裏の表示や、ネット販売の情報などで添加物の有無は確かめ、原材料が「さつまいも」だけのものを選ぶことをオススメします。

有機・減農薬栽培 

干し芋に使われているサツマイモの生産情報も大切です。

できるだけ詳しく生産についての情報を発信している生産者やメーカーを選びましょう。

その中でも、農薬の使用などに関する情報は重要です。もちろん、普通の農産物は農薬が残留していることはないように生産されていますが、減農薬で栽培されているものの方が、消費者のため手間暇をかけて生産している証拠になります。

また、有機栽培されているものは、土づくりなど生産環境に気を配り、健康なさつまいもを育てる努力をしている生産者と言えます。

国産

中国産など安い干し芋の中がすべてダメなわけではありませんが、さつまいも生産や干し芋製造に関する情報がわからないものがほとんどです。

赤ちゃんに安心して与えることができるのは、やっぱり信頼できる国産のものでしょう。
できれば、生産者の顔の見えるものを選ぶと良し安心感が増しますね。

味(甘み)

さつまいもの品種によって甘みなどの味が違います。いろいろ試して、赤ちゃんの好きな味を選んであげたり、飽きがこないように日替わりにしたり楽しめます。

甘みが強い「安納芋」「紅はるか」「玉豊」「紅マサリ」、やさしい甘さの「玉乙女」、甘さ控えめの「ムラサキ芋」など、いろいろな干し芋があります。調べて試していけば、大人もはまってしまいそうですね。

干し方

赤ちゃん用の干し芋の干し方には

  1. 天日干し
  2. 機械乾燥

の2種類がありますが、どちらも一長一短です。

赤ちゃん用の天日干し芋の特徴

天日干しは手間暇がかかり大変ですが、何よりも太陽や風を浴びて自然に出来ているので、貴重ですし安心感があります。

赤ちゃん用の機械乾燥干し芋の特徴

ですが、機械乾燥にもメリットはあります。

まず、天候に左右されず安定した品質に仕上がること。低温でじっくり乾燥されたものは、しっとりとした食感になり、噛めば噛むほど甘みが出る干し芋になります。

また衛生的な環境で生産されているので安心です。

赤ちゃんのために、それぞれの製法のメリットを考えて、いいと思うものを選んであげてくださいね。

大きさ・形

歯固めとして使う場合、赤ちゃんが手づかみしやすい大きさ、口に全部入ってしまわない大きさや形を選んであげてください。

離乳食として使うなら、大きめのものや丸干しのものが柔らかくて使いやすいでしょう。

1パックの量

赤ちゃんが食べられる量は多くありません。

ですので、品質を落としたりカビが発生しないように、1パックにあまりにも大量に入っているものではなく、小分けされているものがオススメです。

常温保存できるものが多いのですが、念のため開封後は冷蔵保存しましょう。

干し芋を離乳食として与える時の注意点

モグモグ期の離乳食として食べさせる場合

生後7~8カ月のモグモグ期には、小さめにカットした干し芋を小さくカットして、水に浸し充分に柔らかくしてからすりつぶして食べさせてください

電子レンジにかけて柔らかくするのもオススメです。

干し芋30gと大さじ1杯の水を60~90秒レンチンすると柔らかくなります。

冷めてから食べさせてあげてくださいね。

カミカミ期の離乳食として食べさせる場合

生後9~11カ月のカミカミ期に入り、前歯が生えそろってきたら、柔らかくした干し芋を食べさせることができます。

喉につまるようなことがないように小さめにして、歯茎で噛めるくらいの柔らかさにしてあげてください。

パクパク期の離乳食として食べさせる場合

12カ月を過ぎたパクパク期には、カロリーが高く食物繊維の多い干し芋は大活躍します。

干し芋そのままでも食べさせられますが、誤飲しないように小さくし、一度に口に入れすぎないようにちゃんと見てあげてください。

また、干し芋は水分が少ないので、ノンカフェインのお茶やスープなどと一緒に食べさせるようにしましょう。

万が一誤嚥してしまったら、絶対に指で取りだそうとしないでください!爪などで口の中を傷つけるおそれがありますし、かえって奥に入ってしまう可能性もあります。

すぐに病院に向かうか、救急車を呼ぶようにしてください。

また、自分の腕や膝の上に赤ちゃんの頭を下にうつぶせに乗せ、背中を平手で叩いて吐き出させる処置もできるよう、日頃から備えておきましょう。

カビ

干し芋は袋の開封後に保存状態が悪い場合、カビが生えてしまうことがあります。

通常、干し芋の表面に見える白い粉は、「麦芽糖」と呼ばれる天然の甘み成分なので安心ですが、カビの可能性はゼロではありません。

干し芋の白いカビが心配な時は、表面を歯ブラシでこすってみてください。

白いものがすぐにポロポロ落ちたら麦芽糖なので大丈夫です。落ちなければカビの可能性があります。

もし、内部まで白かったらカビなので、絶対に食べさせないでください!

また、緑色や黒いもの、茶色の模様や粉末はカビですので、同じ袋に入っているものも食べさせないようにしましょう。

赤ちゃんにおすすめの干し芋

おしゃぶー 芋おとめ

長崎県五島列島の農業生産法人(株)アグリ・コーポレーションが、芋の生産から加工・販売まで一貫して行っています。

もともと、この地域で特産として作られていた干し芋「かんころ」からヒントを得て、赤ちゃん用に製品化したもの。6カ月から1歳半くらいまで歯固めとしてもおやつとしても使えます。

さつま芋は有機・減農薬栽培で育てられ、手作業で天日干しされています。赤ちゃんのために、しっかり製品管理を行い乳児用食品の適用も受けていますので安心安全ですね。「芋おとめ」はさつまいもの品種。

他に、アントシアニンが豊富な「むらさき芋」と、ネットリ甘い「あんのう芋」の2種類もありますので、食べ比べもオススメです。

おしゃぶりかんころ

長崎県五島列島などで生産された干し芋で、佐世保市のふるさと納税返礼品にもなっています。

サツマイモを生産しているのは、土づくりや化学肥料低減・低農薬による持続的農業生産を実施している、と長崎県が認めた「エコファーマー」。そして、製品である「おしゃぶりかんころ」は、乳児用規格適用品なので安心安全ですね。

赤ちゃんの小さな手も持ちやすいと大きさ、そして、ちぎって飲み込まないような厚みと固さの干し芋を選んで製品化するなど、こだわりと思いやりがあふれる商品です。

しっかり干しているのでベタベタしにくく、しゃぶっていても長持ちします。6カ月~1歳2カ月くらいまでの歯がためにおすすめです。

コロコロほしいも

楽天うまいもの大会で堂々の一位を獲得し、あっという間に完売してしまった「コロコロほしいも」。離乳食としてつぶして食べる時や、卒乳後のオヤツやアレンジレシピに、手間いらずの一口サイズです。

もちろん味も最高。もし売っているのを見つけたら即買いをオススメします。

「べにはるか」ほしいも

柔らかくして食べる離乳食にも、オヤツやアレンジレシピにもオススメの干し芋もご紹介します。干し芋で有名な茨城県にはたくさんの製品があるのですが、こちらはねっとりしっとりタイプの干し芋です。

甘いけどしつこくない美味しさで、手でちぎって食べられます。水分が多いので、開封後は冷蔵保存が必要です。

離乳食の干し芋アレンジレシピ

干し芋ミルクプリン

干し芋の濃厚で自然な甘みが美味しいミルクプリンです。

  1. 粒ゼラチン4gに大さじ1杯ちょっとの水を入れてふやかしておきます
  2. 牛乳400mlを電子レンジに3分ほどかけます
  3. ミキサーまたはフードプロセッサーに、小さく切った干し芋80gとあたためた牛乳1/3ほどを入れてよく混ぜます
  4. ふやかしておいた粒ゼラチンを30秒レンチンし、3.に加えます
  5. 4.に残りの牛乳とお好みで砂糖を大さじ1杯程度加え、全体を混ぜ合わせます
  6. 離乳食用トレーや製氷皿に小分けして冷蔵庫で固めたら出来上がり

ゼラチンで作ったプリンは冷凍しても食感が変わりませんので、作り置きにもオススメです。

干し芋とバナナのパンケーキ

1㎝角くらいに切った干し芋とバナナを、「ホットケーキミックス150g」、「卵1個」、「牛乳100ml」、「サラダ油大さじ1」と混ぜて焼くだけです。

甘さと食べやすさがあるので、9カ月以降のカミカミ期から手づかみで食べてくれやすく、その後のスプーンや箸への移行をスムーズにしてくれます。

また、食べ応えがあってカロリーがあるので、運動量の多いパクパク期以降のオヤツとしてもおすすめです。

干し芋スープ

干し芋は水分が少なく食べにくい点がデメリットなので、赤ちゃんに食べさせるなら液状のスープにするのもオススメです。

干し芋を水に浸すか少量の水と一緒に電子レンジにかけ、柔らかくしたら出汁やコンソメ、牛乳や豆乳と一緒にミキサーなどにかけ滑らかにし、熱を通します。

他の野菜や果物を加えたりしてもいいですね。離乳食トレーなどに入れて冷凍もできますので、賞味期限が近い干し芋の消費にもぴったりです。

干し芋を自分で作ってみよう

干し芋は意外と簡単に作ることができます。赤ちゃんのために愛情込めて手作りしてみませんか?

  1. さつまいもを3本くらい洗い、炊飯器に入れます。大きすぎる時は半分に切ってください
  2. 200mlの計量カップ3杯の水を入れ、炊飯スタート。できれば玄米モードで炊くのがオススメです
  3. 熱いうちに皮をむきます。ちょっと厚めにむくのがキレイに仕上げるポイント
  4. 赤ちゃんが持ちやすい長さに揃えたら、1cm未満位の厚さになるよう縦にスライスします
  5. 干し網などに入れ、天日で3~5日位干します
  6. 透明感が出て、程よい硬さになったら出来上がり

乾燥はオーブンでもでき、100℃で片面1時間ずつ合計2時間で出来ます。是非一度チャレンジしてみてください。

赤ちゃんの干し芋と離乳食まとめ

干し芋は赤ちゃんの離乳食やオヤツとしても、歯固めとしても、とても優れた食材だということがわかりました。おすすめの理由は、どれも納得できるものだったのではないでしょうか。

ツイッターでの口コミでも好評でしたね。

特に歯固めのためには、干し芋は一推し食材ですので、是非取り入れてほしいと思います。

赤ちゃんの成長段階に合わせた食べ方や注意点、干し芋の選び方の基準もご紹介しましたので参考にしてくださいね。

また、赤ちゃんにおすすめの干し芋やアレンジレシピ、ご自宅で簡単に出来る干し芋作りもご紹介しましたので、試していただけると嬉しいです!

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