ロングライフ牛乳の安全性と危険性、賞味期限/どこで買える?

ロングライフ牛乳の安全性と危険性、賞味期限/どこで買える?

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ロングライフ牛乳とは

ロングライフ牛乳という名前を聞いたことはありますか?
ヨーロッパで広く普及していて、日本では数が少ないのであまり多くは見かけないかもしれません。

牛乳といえば、雑菌などのリスクが高いため、冷蔵保存をするというのが常識ですが、なんとこの「ロングライフ牛乳(LL牛乳)」は、常温保存することができる牛乳なのです。

ロングライフ牛乳は製造方法や製品の容器など徹底的に滅菌しているので殺菌数ゼロと言われています。

さらには、栄養もその他の牛乳と差がないなどかなり革新的な牛乳となっていて、今までの常識を変えてくれるものになります。

そんなロングライフ牛乳の安全性と危険性、賞味期限/どこで買えるかについてご紹介していきます。

目次

ロングライフ牛乳の賞味期限が長い理由

高い温度で殺菌

通常ですと牛乳は120℃〜130℃で殺菌しますが、ロングライフ牛乳の場合はなんと135℃〜150℃の温度で殺菌しています。

これは超高温殺菌法(UHT)という方法で通常の牛乳と同じ方法なのですが、菌が増えてしまうために冷蔵保存が必要なところ、ロングライフ牛乳だと滅菌処理した後に無菌を状態で保つことができ、衛生面でも優れています。

空気と光、微生物を遮断できる容器

雑菌が繁殖してしまう原因になる、空気や光を遮断するためにロングライフ牛乳に使われるアセプティック容器は紙容器にアルミ箔が使用されています。

この容器のおかげで常温保存をさらに可能にしてくれているのです。

無菌状態

滅菌した容器に150℃ほどで殺菌された牛乳を充填しています。
この時に部屋の状態も清浄エアーが送られている無菌の状態です。

このような徹底した無菌対策が行われています。

生乳の細菌数など常温での保存ができるかどうかの食品衛生法が厳しく定められており、これをクリアしているので安心して飲むことができます。

高い品質を保つための品質管理

徹底的に滅菌するためにとても厳重なチェックが行われています。

生乳は殺菌数や温度など様々な項目をクリアしたものが工場に運ぶことができます。

雑菌が増えないようにすぐに冷却され、清浄されます。

生乳にいる細菌を滅菌して滅菌された容器に入れられますが、さらにこの後、サンプリング検査が行われ、全ての条件がクリアした牛乳だけが商品として届けられます。

必ず冷蔵保存しなければならないのには雑菌の増殖が挙げられますが、ロングライフ牛乳は常温保存をするために万が一のことがあっては一大事です。

徹底した品質管理のおかげで常温保存が可能になっているのですね!

ロングライフ牛乳を開封した場合の賞味期限

ロングライフ牛乳は大体90日程度保存することができます。しかしこれは開封前の状態になります。

パックを開封したら、他の牛乳と同じですので、なるべく早く飲みきるようにしましょう。

空気が入ってしまっているので、このまま常温で保存することはやめてください。必ず冷蔵庫にいれて保存しましょう。

間違っても未開封の状態での賞味期限と混同しないようにしてください。食中毒の原因になりますので大変危険です。

ロングライフ牛乳の危険性

保存料

常温でずっと保存できると聞くと心配になってしまうのが、保存料などの問題です。保存料をたくさん使うことで、長く保管できるようにしているのではないかと思われがちですが、実はそうではありません。

ロングライフ牛乳には保存料は入っていないのです。

ご紹介してきた、殺菌方法により常温保存が可能になっています。

温度

「常温で保存可能」と言われているロングライフ牛乳ですが、そもそも「常温」とはどのくらいの温度なのでしょうか?

常温とは、「外気温よりも温度が上がらない温度」というのが厚生労働省から言われています。

はっきりと何度とは決まってはいないものの、想定としては夏の時期の外気温だそうです。

ですから、夏の外の気温よりも低ければ大丈夫ということになります。

しかし夏場はかなり温度が上がることも多いため、常温保存可能といえども安全性のために冷蔵で保存するか涼しいところに移すなど気を使った方がいいかもしれません。

凍結

寒いところにお住まいの方は、気温が0度を超えることは冬場は特に日常的にあるかと思います。

ロングライフ牛乳は0度を下回ると凍結してしまいます。味がかなり落ちますので、気をつけてください。

ロングライフ牛乳のデメリット

おいしくない

たまにロングライフ牛乳はまずいという意見を耳にしますが、本当に美味しくないのでしょうか?

成分などを見ると原因がはっきりするものはこれと言ってありません。

どうやら風味が関係しているようです。

ロングライフ牛乳は他のものと比べると少し、油っぽいような濃厚さがあるのです。

生クリームのような後味があるので、そう言った濃厚さが苦手な方は美味しくないと思われるのかもしれません。

温めたりした時にだけ美味しく感じない、などお好みで分かれるようです。


しかし、ロングライフ牛乳を普段から飲まれている方は、他の通常の牛乳を飲んだ時に物足りなさを感じることもあるようです。

栄養面が劣るなどいうことはないので、商品などによっても差があることもありますので、是非、お好みの味を探してみてくださいね!

コストが高い

ロングライフ牛乳は1リットル大体300円ほどです。その他の通常の牛乳が150円ほどで購入できると考えると少し高く感じます。

しかし手間暇がかかっている牛乳なので、割高なのも納得できるかと思います。

日常的に使う場合は、少し高くなってしまうので防災用など持ち運びをすることがある場合には問題ないかと思います。

ロングライフ牛乳はどこで買える?

スーパーではなかなか見つけることができないのですが

  • イオン
  • 東急ストア
  • ヨーカドー
  • コストコ

などで購入することができます。

そのほかにも、Amazonや楽天などのネットで購入することもできます。一気にまとめて買うのもお買い得なので便利だと思います。

おすすめのロングライフ牛乳

大阿蘇牛乳

こちらは人気なロングライフ牛乳です。

熊本をはじめとした九州地方ではよく販売されています。この牛乳はコクがあり、甘さがあるためおすすめです。

森永牛乳ピクニック

こちらの牛乳は愛知・岐阜・三重の原乳を使用。
かなり飲みやすさがあるので、濃い味が苦手な方におすすめの商品です。

パッケージが牛乳が飛び出しづらく作られているので、子供にも安心して飲ませることができます。

北海道特選3.6牛乳(よつ葉)

北海道生乳を100%使用。濃くて甘味があるのが特徴です。

さらにこの牛乳は賞味期限の長さが100日ほどあります。

牛乳好きにはコクのある味が癖になるかもしれません。

チチヤス牛乳

チチヤスといえばヨーグルトでお馴染み。

とっても見た目が可愛いのが特徴で、グッドデザイン賞も受賞しています。

味に関しても濃くて美味しいのが嬉しいですね。「食卓が明るくなるように」と願いが込められているデザイン。サイズ的にも飲み切れるのでお子様がいるご家庭にもおすすめです。

ロングライフ牛乳の危険性についてのまとめ

ロングライフ牛乳は、徹底した品質管理が行われていることがわかりました。

ヨーロッパで人気がある牛乳ですが、日本でも東日本大地震以降は災害についての関心が深まり、ロングライフ牛乳に対する需要が増えつつあります。

非常用のお菓子などと一緒に牛乳も備えて置けるのは大きいのではないかと思います。

普段使いでも常温で保存できて無菌なので、おでかけにも便利ですし、保存料不使用のためお子様がいるご家庭でも安心です。飲みきりサイズなどもあるので残す心配なく持たせることができるのも嬉しいです。

ロングライフ牛乳は実はデメリットよりもメリットの方が多いのではないでしょうか?お好みの味を見つけて、デザートを作ってみたりと美味しくいただきましょう。

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