オクラの黒い変色部分は虫?食べられる?腐る時の見分け方

オクラの黒い変色部分は虫?食べられる?腐る時の見分け方

当サイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

オクラは、その見た目のかわいらしさ、緑色の美しさ、ネバネバ食感など、魅力たっぷりで、おいしい食材ですよね。

ただ、買ってきたら黒い斑点があった!これって汚れ?ぶつぶつした黒い虫に見えて気持ち悪い!冷蔵庫に入れておいたものを使おうと思って見たら黒くなっていた!などという経験がある方は多いようです。

オクラが黒くなる原因はなんなのか?そして黒くなっでも食べられるのか?食べられない場合とその見分け方は?スーパーで買う時の新鮮なもの見分け方、などなど、あなたが知りたい情報について、お答えしていきます。

是非、最後まで読んで活用してくださいね!

目次

オクラの黒い部分は何が考えられる?原因は?

スレや傷による鉄の酸化

オクラは、ほうれんそうなど青菜には及びませんが、野菜の中では鉄分が多く100g当たり0.5mg含まれています。

そのため、栽培~収穫~集荷・選定~包装~輸送~店頭品出し~ご家庭へという過程の中で、スレや傷などができてしまった場合、その部分の鉄分が酸化して黒ずんでしまうのです。特に、角の部分は出っ張っているので、黒くなることが多いといえます。

虫の被害

オクラは春~初秋に栽培され、葉っぱや生育途中の茎・果実(食べるオクラになる部分)は「アブラムシ」など害虫の大好物です。「アブラムシ」は大量に発生することが多く、さらに甘い物質を排出するため、これに誘われてアリなども集まってきます。また、オクラの茎と実の間にも甘い物質を出す組織があるため、害虫にとっても魅力的な植物のようです。

このため、虫がかじった後が黒くなったり穴が開いたりすることがありますが、通常出荷前にチェックされて取り除かれるため、虫がついてくることはないので、その点はご安心ください。

腐敗

全体的に黒ずんでいたり、ふにゃふにゃしている、ぬるぬるしている、という場合は腐敗していると思われます。

黒斑病

収穫後雨に濡れるなどして水分が残ったままだったり、高温多湿状態に置かれた場合、空気中にある細菌が付着して黒い斑点ができるのが「黒斑病」です。収穫時には大丈夫でも、輸送時や店頭で発病することから「市場病」とされます。いったんこの病気にかかると、黒い斑点がどんどん拡大してくっついていき、最後には内部まで黒くなっていきます。

カビ

ごくまれに、カビが生えていることがあります。

この場合、黒くなるだけでなく、白っぽいフワフワしたしたものがあることが多く、カビのニオイもするのでよく確認することが大切です。また、カビが原因で「黒斑病」になります。

低温障害

オクラは夏野菜なので、寒いのは苦手。10~15℃以下の外気にさらされると表面に黒い斑点が出るため、野菜室に入れる場合、新聞紙やキッチンペーパーに包んであげましょう。

オクラは黒くなっていても食べられるのか?

食べられる場合

オクラに張りがあれば大丈夫です。特に斑点状だったり、出っ張っているところだけが黒い場合は問題ありません。

表面が全体的に黒ずんでいても、切ってみて断面が白くきれいだったら大丈夫です。

食べられない場合

ヌルヌルしていたり、全体がどす黒くなっていたり、中身が変色している、異臭がする、フワフワとしたものが生えている、黄褐色に変色していたりした場合、食べられません。

これは食べられるオクラ?

どんなオクラが食べられるのか、食べられないのか、もっとしっかり知りたい方は、続きの記事をよんでください!

これさえ覚えれば、危険な状態もわかりますし、上手な使い方もわかりますよ。

黒い斑点があるオクラ

黒い部分が、角やガクだけだったり斑点状の場合は、「黒斑病」・キズやスレなどによる鉄分の酸化・虫の被害・低温障害などの原因が考えられます。

この場合は、オクラに張りがあれば大丈夫!オクラは塩ゆですると色が鮮やかになるので、斑点も目立たなくなりますが、どうしても気になる場合は黒いところを取り除いてください。

全体に黒い斑点が広がっているオクラ

オクラに張りがあり、ぬめりやニオイがなければ大丈夫ですが、念のため、切ってみて断面が茶色や黒に変色していないかを確認してから使いましょう。料理に使う場合、黒さがわからないように肉巻にするなど、工夫してみてください。

シワシワのオクラ

干からびて小さくなった状態です。食べられますが、味や食感は劣ります。

ちょっと長めに塩ゆでして、細かくきざむなどすれば、あまり気にせず食べられますよ。

ヘタやガクが茶色に変色したオクラ

老化現象です。食べられないわけではないですが、固く苦みが出てしまいます。茶色の部分を取り除いて食べた方がいいでしょう。

炒めものなど、調理方を工夫して食べてみてください。

表面がぬるぬるしているオクラ

腐敗した状態ですので、食べられません。破棄してください。

全体的に黒くなっているオクラ

黒さが斑点状ではなく面状になっている場合、内部の種も茶色~黒く変色していると思います。これは、かなり劣化している状態なので、食べるのはやめましょう。

異臭がするオクラ

腐敗やカビにより変質してしまってる状態です。絶対に食べないように。

フワフワしたものが見えるオクラ

オクラには短く針状の「うぶ毛」が生えてますが、これとは違うもっと柔らかいフワフワした綿毛のようなものが見えたとしたら、それはカビの胞子です。もちろん食べられません。

表面が黄色や茶色に変色したオクラ

かなり老化して賞味期限を過ぎてしまっています。食べるのはあきらめましょう。

干からびたオクラ

おなじく賞味期限切れです。思い切って捨てましょう。

スーパーで新鮮なオクラを見分ける方法

鮮やかで、明るく濃い緑色が新鮮なオクラです。また、ヘタの下にある筋が白っぽく、全体にツヤ感があるものを選びましょう。鮮度が低い、くすんだ感じのものはさけてください。

うぶ毛

オクラの外側には「うぶ毛」がいっぱい生えています。新鮮なオクラほど「うぶ毛」がはっきり見えますので、選ぶ時の目安になります。もし、うぶ毛が擦れてなくなっていたりしたら、店頭に並ぶ前になんらかのダメージを受けているため、黒くなる可能性も高くなってしまいます。

「丸オクラ」という品種もありますが、よく見かけるオクラはだいたい5角形の星形です。この星型のとがっている角がピンっとしている状態なら、張りがある新鮮なオクラだと判断できます。

大きさ

通常のオクラは、中指ほどの長さ(9cm前後)です。これより大きいものは、熟しすぎているものが多く、繊維質でネバネバ成分が少なくなっていますので、あまりおすすめしません。もし、食べる場合は種を取りましょう。反対に、小さめのものは幼い時期に収穫しているため、柔らかく食感がよいので、丸ごと美味しく生で食べることができます。見つけたら試してみては。

おまけ

スーパーで見かけるオクラって、たいがい緑色の網袋に入ってますよね。他の野菜はビニール袋入りなのになぜ?と思ったことはありませんか?

オクラが高温・多湿に弱いため、通気性を高め蒸れないようにしている、というのが理由だそうですが、やはり、黒くなった時に目立たないようにしているのだと思われます。

この網袋のおかげ?で観察しにくいオクラ。目利きになりたい方は、「見切り品」があったら是非見てみましょう。あきらかに違いがわかると思います。黒くても大丈夫なら「見切り品」でもいいかな、という方は、さらによく見てください。あまりにも黒く、ふにゃふにゃして水っぽい感じの場合、中が腐っている可能性があるので、買うのはやめた方が無難です。

オクラの黒い変色部分まとめ

オクラの黒い変色の原因や、オクラの状態によって食べれるかどうか、疑問は解消されましたか?

オクラが黒い!気持ち悪い!と、あわてて捨てたりしないで、よく観察し見分ければ、無駄にすることもありません。

とはいえ、オクラは賞味期限が4~5日と、とても短い野菜です。買ってきたら、できるだけ早めに使いましょう

上手な保存方法やレシピについては、別記事を是非ご覧ください!

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる