オリーブオイルで揚げ物はダメ?危険性やデメリットは?メリットは無いのか

オリーブオイルで揚げ物はダメ?危険性やデメリットは?メリットは無いのか

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パスタやサラダに欠かせないオリーブオイル。オリーブオイルは体にいいといわれていますが、オリーブオイルで揚げ物はダメなのでしょうか?美味しく揚がるのか心配ですよね。オリーブオイルで揚げ物をするときの危険性やデメリットについて解説します。

目次

オリーブオイルの特徴

オリーブオイルの定義

オリーブオイルに含まれるオレイン酸は体にいい?

オリーブオイルに含まれる脂肪酸の約70%はオレイン酸。脂肪酸とは、私たちの体になくてはならない栄養素である脂質の主な成分のことです。脂質というと、なんとなく肥満を連想して体によくないのでは?と思うかもしれませんが、脂質はたんぱく質、炭水化物とならぶ三大栄養素の一つです。

脂肪酸には大きくわけて、おもに動物性脂肪からとれる飽和脂肪酸と、植物油に含まれる不飽和脂肪酸があります。不飽和脂肪酸には、人間の体内で作ることができない多価不飽和脂肪酸と、体内で作ることができる一価不飽和脂肪酸があります。

一価不飽和脂肪酸はきいたことがないけれど、オメガ9(n-9系不飽和脂肪酸)ときけばピンときませんか?オメガ9は、オメガ3、オメガ6とならんで体にいいとされている脂質です。

オメガ9には悪玉コレステロールを抑制して高血圧や動脈硬化を予防する、心疾患のリスクを減らすなの効果があります。さらにオレイン酸には酸化しにくいという特徴があり、オリーブオイルが健康にいいといわれる大きな理由です。

オリーブオイルの質をはかる酸度

オリーブオイルの品質をはかる基準のひとつに酸度があります。

酸度とは、オリーブの実からオイルを作るときに生じる遊離脂肪酸の割合をさします。オリーブなどの植物の油は、グリセリンと脂肪酸が結合したものからできています。そしてオリーブの実が摘まれたその時から、グリセリンと脂肪酸が遊離がはじまり遊離脂肪酸になります。

遊離脂肪酸は空気の中の酸素と合わさりやすいので、遊離脂肪酸が多く含まれるほどオリーブオイルの酸化がすすみ、品質が落ちると考えられます。つまり酸度が高いオリーブオイルほど酸化しやすく、低いほど酸化しにくい品質のよいオイルといえます。

しかし化学的な処理で酸度を低くしているオリーブオイルもあるので、あくまでも目安の一つと考えた方が良さそうです。

オリーブオイルのグレード

オリーブオイルと一口にいっても、IOCの規定では品質によって細かくグレードがわかれています。ですが普段スーパーで見かけるのは、エキストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルくらいではないでしょうか?

この2つにはどんな違いがあるのかみていきましょう。

サラダ油とオリーブオイルの違い

サラダ油とオリーブオイルは同じ植物油に分類されますが、実際にはどんな違いがあるのでしょうか?

サラダ油とオリーブオイルの原料の違い

オリーブオイルはオリーブの実だけを原料にしたオイル。サラダ油は、菜種、大豆、トウモロコシ、ひまわりの種、ごま、紅花、綿実、米の種子のいずれかを原料にして、JASの規格を満たした植物油がサラダ油と名乗れます。ここにあげた2種以上の植物油を混合したものは調合サラダ油とよばれます。

サラダ油とオリーブオイルの味の違い

サラダ油はサラダのドレッシングやマヨネーズの材料として使いやすくするため、長時間低温のところにおいても固まらないように精製されています。また他の調味料と調和しやすいように個性を主張しない味になっています。

一方、オリーブオイルはオリーブの独特の風味がいきているオイル。質のいいオリーブオイルほど、香りや味の主張が強くなるのが特徴です。

オリーブオイルで揚げ物をするメリット

サラダ油のような揚げ物に適したオイルがあるのに、オリーブオイルで揚げ物をするのは、いったいどんなメリットあるのでしょうか?実はオリーブオイルで揚げ物をする最大のメリットは、健康への効果が期待できるからです。

生活習慣病を予防する

オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、カロリーやコレステロールの高い食事を食べ過ぎて過剰に増えた悪玉コレステロールを抑制する働きがあります。それによって高血圧や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの生活習慣病の予防に効果があるといわれています。

肌を美しくする効果がある

オレイン酸の効果はそれだけではありません。オレイン酸には肌をやわらかくする働きがあり、乾燥による皮膚のかさつきや古くなった角質のごわつきを、抑制または改善してくれます。

さらにオリーブオイルには、ポリフェノールやβカロチン、ビタミンEなどの抗酸化作用の強い成分が含まれているので、体を錆びつかせる活性酵素を抑制し、シミやシワができるのを予防してくれます。

便秘解消の効果がある

オレイン酸は腸のぜんどう運動をうながす働きがあり、便秘を解消する効果があるといわれています。またオリーブオイルそのものが潤滑油になって便が出やすくなるともいわれています。

ダイエットに効果がある

オリーブオイルを食事の1時間ほど前に飲むと、空腹感をやわらげてくれることが分かっています。これは小腸で吸収されたオリーブオイルが、オレオイルエタノールアミドと呼ばれる物質に変化し、摂取してからおよそ1時間後に脳の満腹中枢を刺激してくれるため。空腹感が少ないと食事の量が少なくても満足できますよね。その結果、食べすぎを防いで、ダイエットにつながるといわれています。

揚げ物が油っぽくなりにくい

オリーブオイルには健康面でのメリットが大きいのですが、揚げ物が軽い口あたりになって、食べやすくなるというメリットもあります。

普通は揚げ物をすると油が素材の中までしみこんでしまいますが、オリーブオイルで揚げると、油は素材の表面でとどまります。油が中まで浸透しないので、さっぱりした仕上がりになります。またオリーブオイルは熱をすばやく通す特性があり、こうしたことからも、口当たりの軽い揚げ物になります。

オリーブオイルで揚げ物をするデメリット

すぐれた健康効果のあるオリーブオイルの揚げ物ですが、人によってはオリーブ独特の風味を苦手と感じたり、使いつづけるにはコストの問題があったりと、デメリットもあるようです。

オリーブオイルのにおいが気になる

オリーブオイルで揚げ物をすると、オリーブオイルの独特の風味が揚げ物についてしまうことがあります。それを「食欲をそそる香ばしいかおり」と感じる人もいますが、苦手と感じる人も多いようです。

最近ではオリーブオイルの独特の風味を抑えて、揚げ物や炒め物に使いやすいように精製したオリーブオイルが販売されています。オリーブオイルはあまり好きではないけれど、健康のためにオリーブオイルを使いたいという人は試してみてはいかがでしょうか?

オリーブオイルの苦味が気になる

オリーブオイルのさわやかな苦味はサラダやマリネで味わうと美味しいのですが、天ぷらや唐揚げに苦味を感じたら「まずい」よりも先にびっくりしますよね。

苦味の原因はオリーブオイルに含まれるポリフェノール。体にいい成分ですが美味しく食べられなければ意味がありませんよね。ピュアオリーブオイルはポリフェノールの含有量が低いので、苦味を感じにくいかもしれません。

コストがかかる

オリーブオイルを揚げ物に使うのにいちばんのネックは、コストの問題ではないでしょうか?サラダ油が300~400円で買えるのに対して、オリーブオイルは半分以下の量でお値段は約2倍。揚げ物に使うには勇気がいりますよね。

ですがオリーブオイルは酸化しにくいので、3~4回までなら繰り返して使えることを考えれば、実はそれほど割高ではないかもしれません。

オリーブオイルの揚げ物の口コミ

実際にオリーブオイルで揚げ物をしてみた人の感想をみてみると「軽い!」「美味しい!」「サクッとしてる」という声が多数見られました。

もちろん「オリーブオイル臭い」「合わない」という人もいましたが、全体的にみると、オリーブオイルで揚げ物は「あり」のようです。

美味しい

「オリーブオイルで揚げた天ぷらが美味しい!」という声、たくさんありました。サクッと仕上がって美味しそうです。

口当たりが軽くなる

オリーブオイルで揚げると口当たりが軽くなるようです。油ものを食べる胸やけする人はオリーブオイルを試してみてはいかがでしょうか?

オリーブオイルの揚げ物で胸やけ回避

普段のサラダ油では胸やけをしてしまう人にもオリーブオイルでの揚げ物なら胸焼けしないとの口コミもありました。

オリーブオイルは再利用できる

オリーブオイルの発煙点は210℃。発煙点とは油を加熱して煙がでる温度のことで、発煙点まで達すると油の酸化がはじまるといわれています。

唐揚げや天ぷらなどを揚げる温度はおよそ170~180℃。これより低い温度でオリーブオイルを加熱すれば、酸化を遅らせることができて、繰り返し使うことができます。ただし一度加熱した油は発煙点は低くなるので、3回、多くても4回までにとどめておいた方がよさそうです。

ちなみにエキストラバージンオリーブオイルの発煙点は180℃。エキストラバージンオリーブオイルで揚げ物をするときは、さらに低温で揚げるようにしましょう。

オリーブオイルで揚げ物をする危険性

高温に注意

オリーブオイルはサラダ油にくらべて引火点と発火点が低いので、揚げ物をするときは十分に注意をしなければなりません。引火点とは火を近づけるとオイルが燃えはじめる温度、発火点はオイルそのものが燃えはじめる温度です。

たとえば、サラダ油の原料になる大豆油の引火点は282℃、発火点は445℃、トウモロコシ油の引火点は254℃、発火点は393℃なのに対して、オリーブオイルは引火点が225℃、発火点が343℃。どのオイルにもいえますが高温で放置しておくと発火する危険性があります。オリーブオイルの場合は高温になりすぎないように、とくに気をつけた方がいいでしょう。

低温でじっくり揚げる

オリーブオイルで揚げ物をするときに大切なのは低温でじっくり揚げること。素材の中までしっかり火が通るよう低温でじっくり時間をかけて揚げます。

エキストラバージンオリーブオイルを使うときは、発煙点が低く煙がでやすいので、発煙点をこえないように温度を管理しながら揚げることをおすすめします。

オリーブオイルをたっぷり使う

オリーブオイルで揚げ物をするときは、オイルをたっぷり使いましょう。オイルの量が少ないと、中まで火が通りにくく生焼けになってしまう可能性があります。

もしたっぷり使うのがもったいないと感じたら「揚げ焼き」にしてみましょう。フライパンの底から1.5~2㎝までオイルを入れて、揚げ物をこまめに表裏に返しながら、まんべんなく火が通るように揚げます。たっぷりのオイルで揚げるよりも手間はかかりますが少ない量で揚げられるので経済的です。

まとめ

優れた健康効果のあるオレイン酸をたっぷり含むオリーブオイル。酸化した油が体に悪影響を与えることが常識になっている今、酸化しづらいオリーブオイルはまさに健康のための救世主といえるかもしれませんね。

品質のいいエキストラバージンオリーブオイルは、生で食べた方がオリーブの新鮮な風味を味わえますが、揚げ物にするならピュアオリーブオイルをおすすめします。「低温」と「じっくり」を心掛けて、体にいいオリーブオイルの揚げ物をぜひ試してくださいね。

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