らっきょう漬けの賞味期限と保存方法!腐るとどうなるか

らっきょう漬けの賞味期限と保存方法!腐るとどうなるか

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カリカリの食感と独特の風味があとをひくらっきょう漬け。だけどなかなか減らないことも。カレーのつけ合わせに買ったけれど食べきれない、大量にいただいた手作りのらっきょう漬けをどうしよう…。そんなときのために美味しく安全に食べきるコツをまとめました。

目次

らっきょう漬けの賞味期限

らっきょう漬けといえば保存食のイメージがありますよね。おもに酢の防腐効果によって長期保存が可能ですが、具体的にはどれくらいもつのでしょうか?

市販のらっきょう漬けの賞味期限

まずは市販のらっきょう漬けからみてみましょう。

賞味期限は未開封であれば3~6か月、長いものは18か月と商品によって幅があります。

ただし開封後はほぼ共通しており「冷蔵で保存すること」「なるべく早く食べること」と書かれています。具体的な期間は書いていませんが、美味しく食べるなら1~2週間以内に、遅くとも一か月以内には食べきった方がよさそうです。

ちなみに賞味期限とは、食品を美味し食べるためにもうけられた期限です。パッケージに記載されているとおりに保存していた場合、品質が変わらず美味しく食べられる期限です。あくまでも美味しく食べるための期限なので、過ぎたからといってすぐに腐るわけではありません。保存のきく加工食品などに賞味期限は記載されています。

これに対して消費期限は安全に食べられる期限。期限を過ぎたら食べない方がよい年月日です。生ものや腐りやすい加工食品に記載されています。

手作りのらっきょう漬けの賞味期限

毎年5月から7月のらっきょうの旬の季節がやってくると、らっきょう漬けを漬けたくなるという人も多いでしょう。せっかく手間ひまかけて作るのだからとつい大量に作っていませんか?

手作りのらっきょう漬けはレシピによりますが、常温でだいたい1年間保存できます。冷蔵庫に入れた場合は1年以上保存できます。保存状態がよければ3年以上保存できますが、1年たつ頃から歯ごたえがなくなって食感が落ちるといわれています。

らっきょう漬けを冷凍したときの賞味期限

らっきょう漬けは冷凍保存することもできます。冷凍すると市販でも手作りでも5年以上保存できます。霜がつかないようにして庫内の温度が一定であれば、10年保存できるともいわれています。

らっきょう漬けの保存方法

市販のらっきょう漬けの保存方法

市販のらっきょう漬けを保存する場合は、パッケージに記載されているとおりにしましょう。「開封後は冷蔵庫に」と書かれているものがほとんどです。

その際、瓶詰のらっきょう漬けは、蓋に水滴や汚れがつかないようにして、しっかり締めてから冷蔵庫にしまってください。袋に入ったらっきょう漬けは清潔な密閉容器に汁ごと移し替えて冷蔵庫に保存します。

手作りのらっきょう漬けの保存方法

手作りのらっきょう漬けを常温で保存するときは、清潔な密閉容器に入れて冷暗所で保存します。冷暗所とは、直射日光の当たらない1~15℃の高温多湿を避けた風通しのよい場所をいいます。

冷蔵庫で保存するときは清潔な密閉容器に入れて保存します。

らっきょう漬けを冷凍で保存する方法

冷凍するときは、密閉容器やジッパー付きの密閉袋に漬け汁ごと入れます。らっきょうが冷凍焼けしないようにしっかり漬け汁につけた状態で冷凍します。また酸化をふせぐためにできるだけ空気は抜いてください。

解凍方法は冷蔵庫での自然解凍ですが、急いでいるときは密閉袋を水道水などの流水にあてて流水解凍することもできます。

らっきょう漬けを上手に保存するコツ

箸やトングは清潔なものを使う

らっきょう漬けを食べときは密閉容器から小皿に移したりしますよね。らっきょう漬けを取り出すときに使う箸やトングは必ず乾いた清潔なものを使いましょう。

箸やトングに水滴がついていたり他のおかずの調味料がついていたりすると、その部分がらっきょう漬けや漬け汁に触れると雑菌が繁殖して腐りやすくなります。

食事で使っている箸で直接取り出すのもやめましょう。唾液は雑菌が発生しやすく、保存しておくらっきょう漬けを箸でつついてしまったら早く傷む原因になります。

らっきょう漬けは漬け汁に完全に浸しておく

らっきょう漬けは常温で保存するときも、冷蔵庫で保存するときも必ず漬け汁にしっかり漬けておきましょう。市販のらっきょう漬けを保存するときも、漬け汁ごと密閉容器に移してください。らっきょうが漬け汁から出て空気に触れると、そこから雑菌やカビが発生しやすくなります。

らっきょう漬けを小分けにして冷凍する

小分けにして冷凍すると賞味期限の早い市販のらっきょう漬けでも長期保存ができます。一週間程度で食べきれる分に小分けにしておけば、賞味期限が近いからといってあわてて大量消費する必要もなくなります。

手作りのらっきょう漬けも常温での保存が不安だったり、冷蔵庫に置き場所がなかったりするときは、冷凍保存をおすすめします。小分けにして食べる分だけそのつど解凍します。手作りのらっきょう漬けを冷凍するときは、漬け汁に漬けてから1~2週間ほどたって、らっきょうに味がじゅうぶんしみてからにしてくださいね。

シャキシャキした食感を残す保存方法

らっきょう独特のシャキッとした食感を残すには、常温より冷蔵庫での保存がむいています。手作りのらっきょう漬けの場合、常温で保存した方がしっかり漬かりますが、シャキシャキした食感は失われていきます。

市販のらっきょう漬けは、開封後は冷蔵庫で保存するのでシャキッとした食感が長く楽しめます。

らっきょう漬けが腐るとどうなるか

保存食であるらっきょう漬けも、保存状態によっては賞味期限前に腐ることがあります。どんなときにらっきょう漬けが腐っていると判断すすればいいのでしょうか?

漬け汁が濁っている

漬け汁が濁っているときはおもに二つの原因が考えられます。
らっきょう漬けの容器の消毒がじゅうぶんでなかったときと、塩分が足りていなかったときです。そのため雑菌が繁殖して漬け汁が濁ってしまったと考えられます。

漬け汁が濁っているだけなら、容器をじゅうぶんに消毒して、漬け汁を新しくすることでまだ食べられる可能性もあります。ただしらっきょうにぬめりがあったり、刺激臭があったりする場合は処分した方がよいでしょう。

漬け汁に泡がたっている

らっきょうの甘酢漬けを作るには、前段階の工程としてらっきょうを塩漬けにします。このときに発生する気泡は、発酵によるもので基本的に問題ないといわれています。ですが、甘酢の漬け汁につけてから泡がたっている場合は、雑菌が繁殖して腐敗が進んでいる可能性があります。

泡がぶくぶくたっているときはおすすめしませんが、泡が少ないときは漬け汁を新しくして漬けなおせば、食べられる可能性があります。

カビが生えている

らっきょうが漬け汁に完全に浸っていなかったことが原因かもしれません。らっきょうが空気に触れて、そこにカビが発生してしまったと考えられます。

カビは見えないところにも発生していることが多いので、処分した方がいいかもしれません。

らっきょうが青くなっている

らっきょうの独特のにおいの素となる物質はアリシンという硫化物です。それが酢に漬けられたことで酸性になり、らっきょうの鉄分と反応して青色に変化することがあります。見た目に驚くかもしれませんが食べても問題ありません。

漬け汁が茶色になっている

漬け汁を作るときに氷砂糖ではなく料理用の砂糖やザラメ糖を使うと、漬け汁が茶色に変化することがあります。こちらも食べても問題ありません。

らっきょうがブヨブヨしている

漬け方によってはシャキシャキ感の少ない柔らかいらっきょう漬けになることはありますが、箸やトングでつまんだだけで潰れてしまうようなときは腐敗が進んでいる可能性があります。刺激臭や触感と合わせて判断しましょう。

鼻にツンとくる刺激臭がある

容器の蓋をあけて、鼻の奥がツンとするような刺激臭がある場合は腐敗していると判断して処分しましょう。

苦味がある

まだ漬かりきっていないらっきょうに苦味を感じることがありますが、らっきょうそのものの味がなく苦味だけが口に残るような場合はくさっている可能性があります。

まとめ

らっきょう漬けの賞味期限は市販のものと手作りのものでは異なります。市販のらっきょう漬けは、記載してある賞味期限や保存場所を守れば最後までおいしく食べらます。

手作りのらっきょう漬けは、下漬けの塩分濃度や漬け汁の配合、保存する場所によって賞味期限に大きく幅があるので、腐敗の兆候がみられたら賞味期限切れと考えていいでしょう。腐る前においしく食べきれるように上手に保存するコツなどを参考にしてくださいね。

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