白いゴーヤの栄養成分!まずいと思わない食べ方、白ゴーヤの種類と味の違い

近ごろ話題の白いゴーヤ。通販などで見かけるようになりました。台湾では白ゴーヤのジュースが流行しているそうですから、日本にもそのうち上陸しそうですね。白ゴーヤ(ホワイトゴーヤ)の栄養成分やおいしく食べる方法をご紹介します。

目次

地方から全国に広がったゴーヤ

もともとは沖縄や九州などの地方の野菜だったゴーヤが全国的に広まったのは1990年代のこと。健康ブームのまっただ中にあって、夏バテに効き目がある野菜として、ゴーヤが注目されるようになりました。
そのあとにきた沖縄ブームの後押しもあって、沖縄の文化や料理が広く知られるようになりました。ゴーヤを使った沖縄の代表的な料理「ゴーヤチャンプルー」が家庭でも作られるようになり、ゴーヤはすっかりおなじみの野菜となりました。
今ではつる性植物としてのゴーヤの性質を利用した緑のカーテンが夏の風物詩にもなっています。

熱帯アジア原産のウリ科の植物であるゴーヤにはさまざまな種類があります。細長い形のものもあればずんぐりした形のものもあります。濃い緑色、淡い緑色、白色のものがあり、日本では濃い緑色のゴーヤがいちばん多く出まわっています。ベトナムでは淡緑色のゴーヤ、台湾では白ゴーヤが一般的だそうです。

緑のゴーヤと白ゴーヤの違い

白ゴーヤそのものは昔からありますが、日本では注目されはじめたのはここ数年です。スーパーではなかなか見かけませんが、通販などで人気を集めているそうです。

ゴーヤは栽培にあまり手間のかからないうえに成長の早い植物。プランターがあればベランダでも栽培できるので、白ゴーヤを種から育てている人も多いようです。これならわざわざ通販で買わなくても、採れたての白ゴーヤが楽しめますね。

では、一般的な緑のゴーヤと白ゴーヤには、見た目以外にどんな違いがあるのでしょうか?

白ゴーヤは調理で変色しない

緑のゴーヤをピクルス液に漬けたら茶色っぽくなってしまった…という経験はありませんか?これは緑の野菜の色素であるクロロフィルがお酢に溶けてしまったから。きゅうりでも同じことが起こります。味は変わらなくても、鮮やかな緑がなくなってしまうと、ちょっと残念ですよね。

白ゴーヤにはクロロフィルが含まれていないので、調理で変色することはありません。白ゴーヤのきれいな白色をそのまま料理にいかせます。

白ゴーヤは苦味が少ない

白ゴーヤが注目されているのは、緑のゴーヤにくらべて苦味が少なく食べやすいことも理由の一つ。

緑のゴーヤをサラダやおひたしなど生で食べるときは、苦味を少なくするためのひと手間が必要です。ゴーヤを薄く切って塩で揉み10~15分ほど放置してから水洗いします。こうすることでゴーヤが食べやすくなります。

その点、白ゴーヤは塩揉みをしなくても、そのままサラダやおひたしに入れて食べられます。ただし苦味が少ないだけでまったくないわけではありません。小さなお子さんや苦味が苦手な人は、塩揉みしてから使いましょう。

また白ゴーヤの種類によっては苦味が強いものもあり、白ゴーヤがすべて苦味が少ないわけではありません。

白ゴーヤの種類

白ゴーヤと一口にいっても、白ゴーヤにもさまさまな品種があります。実際に種子が出まわっている白ゴーヤの品種の一部をご紹介します。

白れいし

肉厚で果長が10~20cmになります。苦味が少なく水分が多いので、子どもでも食べやすいゴーヤです。

純白苦瓜

肉厚で果長は25~30cmになります。苦味が少なく水分が多いので、生で食べやすいゴーヤです。

しろにがくん

肉厚で果長は15~18cmと短め。表面のイボが少なくて色は純白。苦味はごくわずかで、生で食べることができます。

白大長れいし

果長が35~40cmと長いのが特徴。苦味が少ないので食べやすく、沖縄や南九州では油炒めや酢の物に使われるそうです。

白ゴーヤの栄養と効能

白ゴーヤは流通している量が少ないため成分についてはまだ詳しく測定されていません。ですが緑のゴーヤとほぼ同じと考えていいでしょう。

緑のゴーヤに含まれるおもな成分は、ビタミンC、葉酸、ビタミンK、ビタミンE、モリブデン、カリウムなどです。このうちビタミンCとカリウムは白ゴーヤの方が豊富に含まれているといわれています。

白ゴーヤに含まれるビタミンC

ゴーヤにはビタミンCが100gあたり76mg含まれています。これはビタミンCが豊富といわれ100gあたり69mg含まれるキウィよりも多いのです。ビタミンCは白ゴーヤの方が多いと考えられるので、これよりも高い数値のビタミンCが含まれているでしょう。

しかもビタミンCは通常、熱で弱いのですが、ゴーヤに含まれるビタミンCは、加熱にも強いといわれています。
ビタミンCといえば風邪の予防や疲労回復に効果があります。またシミやシワを改善し、肌にはりをあえ美肌効果も期待できます。

白ゴーヤに含まれるカリウム

ゴーヤにはカリウムが豊富に含まれているので、白ゴーヤにはそれ以上のカリウムが含まれていると考えていいでしょう。

カリウムにはむくみの原因になるナトリウムを排泄する働きがあり、むくみの解消に効果があります。またナトリウムを排泄することで、血圧の急激な上昇をお抑える効果もあります

白ゴーヤに含まれるモモルデシン

ゴーヤの苦味はモモルデシンという成分です。胃酸の分泌を促して、食欲を増進させる効果があります。ゴーヤが夏バテに効くといわれているのは、モモルデシンの効果によるもの。

このほかにも、血圧や血糖値の急激な上昇を抑え、コレステロールを低下させる働きがあることも認められています。ただし白ゴーヤは緑のゴーヤに比べて苦味が少ないので、モモルデシンの含まれる量は少ないと考えられます。またモモルデシンは摂りすぎると胃に負担がかかるので、食べ過ぎないように気をつけましょう。

白ゴーヤの美味しい食べ方

ジューシーでほどよい苦味の白ゴーヤを美味しく食べるには、やはり生のまま食べることをおすすめします。食べ方は縦に割って種と綿をとって、包丁でスライスするだけですが、小さなお子さんや苦味が苦手な人がいるときは、塩揉みしてから使った方がいいでしょう。

サラダやおひたし

しゃきしゃきした触感とほどよい苦味が美味しい白ゴーヤのサラダ。白ゴーヤを薄くスライスしてマヨネーズであえれば完成です。マヨネーズの酸味と白ゴーヤのほどよい苦味がよく合います。おかかと醤油をかけて、おひたしにしても美味しいですね。

ピクルス

白ゴーヤの「白」をいかした料理。甘酸っぱいピクルス液とはゴーヤの苦味は相性がいいので、白ゴーヤを使えば、さらに見た目も美しくなります。

ジュース

台湾では白ゴーヤのフレッシュジュースが流行っているそうです。白ゴーヤの栄養価に注目した女性を中心に人気だとか。パイナップルやレモンを加えてあるので、苦味は感じるもののなかなか美味しいと評判です。

まとめ

緑のゴーヤに比べて苦味が少なく、調理によって見た目も変化しない白ゴーヤ。栄養価は緑のゴーヤとほぼ同じと考えられますが、ビタミンCとカリウムは緑のゴーヤより豊富に含まれているとのことです。

ジューシーでほどよい苦味の白ゴーヤは、栄養面でも優れている生で食べられる新しい食材として、今後さらに注目を集めるでしょう。

サラダやおひたし、ピクルス、ジュースにしても美味しい白ゴーヤ。もちろん緑のゴーヤと同じように油で炒めたり、天ぷらにしたり、火を通しても美味しく食べられるレシピの幅を広げてくれる心強い食材です。

今は通販や家庭菜園でしか手に入りませんが、そのうちスーパーにもさまざまな種類の白ゴーヤが並びそうですね。

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