トマトの白カビ黒カビは取れば食べられる?トマトにカビが生える原因は?

トマトの白カビ黒カビは取れば食べられる?トマトにカビが生える原因は?

トマトは水分が多くカビが生えやすい食べ物ですが、その部分を取り除けば食べられるのでしょうか。

また、トマトに生える白カビ黒カビ、灰色のカビは何が原因なのでしょうか。

トマトのゴーストスポットについても解説していますので最後までお読みください。

目次

トマトに生えるカビの種類と原因

白カビ

画像のように、トマトのヘタに白いものが付着していたり、白いフワフワの綿のようなものが発生していた場合、それは白カビです。

次第に実の方まで広がってしまう白カビですが、実は土の中に含まれている無害な菌のことがほとんどです。

もともとヘタに付着していることが多く、通気性が悪かったり水分が多い条件で増えてきます。

トマトの白カビは特にパックに入ったままのミニトマトでよく見られるカビです。

実は、この無害な菌(有用菌)は、トマトが病気にならず元気に育つように、わざわざ農家さんが土に混ぜているのです。

その実態は、

  • 空気中の窒素(肥料成分になる)を取り込みやすくする「光合成菌」
  • 土の中の有機物を分解する「枯草菌(こそうきん・納豆菌の仲間)」
  • 病気を防ぐ「放線菌」
  • アミノ酸を分解する「酵母菌」

などです。

土の中に入っている状態だと、微生物のバランスを整えてトマトの生育に役立つ上記の菌たち。

ですが、出荷時にどうしてもヘタ部分に残りやすく、水分が多い状態だとカビの元となってしまうのです。

下記でも解説していますが、トマトの白カビは胃の中で消化されるのでさほど問題にならないとされています。

しかし同じ白カビでも上の画像のように、これほどまでたくさん白カビが生えてしまったらもう食べられません。

トマトに傷があったり、ダメージを受けたりして内部の水分が出てしまったため、このような状態になったと考えられます。

カビは水分が大好きです!水分があると一気に増えてしまいますので気をつけましょう。

黒カビ

トマトの実の裂け目や傷、切り口などに生える黒カビは危険です。

同じパック内のトマトや、冷蔵庫内で他の野菜などに移ってしまうこともあるので、見つけたらすぐに処分しましょう。

上の画像のような黒カビは、「黒斑点病」

毒性は低いものの、黒カビからの胞子がぜんそくやアレルギーの原因になることがあるので注意が必要です。

灰色カビ

画像のように、灰色のような白いような斑点は「ゴーストスポット」と呼ばれる「灰色カビ病」の症状です。

白カビと同じく、有用菌の仲間である「糸状菌」が原因で起こる病気で毒性はないといわれています。

したがって食べることは可能ですが、気になる場合は破棄するのがベター。

また、今後は下部で解説しているトマトにカビを生えさせないようにする方法を実践してください。

青カビ

青カビはトマトではあまり見られないのですが、白カビなどと一緒に生えることがあります。

青カビは毒素を出しとても危険なので、絶対に食べないでください!
捨てる時も、胞子が飛び散らないようにポリ袋に入れ口をしばって捨てるようにしてください。

同じパックに入っていたトマトや、冷蔵庫内で近くにあった野菜などにも胞子がついている可能性があるので、よく見てしっかり洗って使うようにしましょう。

カビの生えたトマトを食べてしまったら

基本的に、灰色カビは無害、白カビは胃の中で消化されるので大丈夫と言われています。

また、黒カビも少量なら同様に胃内で消化されるので大きな影響はないとされていますが、決しておすすめしません。高齢者やお子様、胃腸の弱い方、体調の悪い方は絶対食べないでください!

トマトの青カビには激しい腹痛や嘔吐、下痢などを起こす毒素があります。

もし食べてしまった場合、念のため、ニンニクやショウガ、酢、梅干し、レモン、緑茶など解毒作用のあるものを摂取してください。

また、少しでも異変を感じたらすぐに病院を受診するようにしましょう。

カビの生えたトマトは食べられる?

灰色や白カビの場合、よく洗い実の部分にヌメリなどの異常がなければ食べられます。

実が傷んでいる場合その部分を切り取り、できれば加熱して食べるようにしてください。

トマトのキズや割れ目から水分が出てジュクジュクになっている状態なら、カビ菌が中にまで入っていると思われますので、あきらめて捨ててください。

黒カビは洗ってきれいになったとしても、あまり食べてほしくないのですが、ごく一部の場合その部分を切り取って加熱して食べるようにしましょう。
嫌なニオイやヌメリなど全体が傷んでいる時は、あきらめて捨ててください。

また、同じパックに入っていたものは、カビが出てなくても胞子が付着している可能性が高いので、よく洗ってできるだけ早く食べるようにしましょう。

繰り返しになりますが、トマトの青カビは絶対食べてはいけません。

トマトにカビを生えさせない長持ちさせる方法

ヘタを下にして保存

トマトの水分はヘタの切り口から抜けていきます。

また、白カビはヘタの部分から発生しますので、ヘタを下にして保存することで広がるのを防げます。

水気を吸収させるためにキッチンペーパーなどに包み、密封袋に入れて保存してください。

ヘタを取り除く

白カビの原因菌はヘタの部分に付着していますので、ミニトマトは、できればヘタを取り外して保存する方がカビの発生をおさえられます。

水分を取り除く

カビの原因のほとんどは、水分です。キズや割れのあるトマトはカビが出やすいので、できるだけ早く使いましょう。

また、カットした場合、ラップできっちり包んで水分が外に出ないようにすることが大切です。

トマトを冷蔵保存する時も、できれば新聞紙やキッチンペーパーで包んで、湿気を吸い取るようにしてあげてください。

密着させずに平らに置く

スーパーで袋やパックに入って売られている場合、多くのものは小さな穴が開いていると思います。持ち手のついたバッグのような形で上部分を完全にふさいでないものも多いと思います。

これは、トマトが呼吸できるようにしたり、蒸れないための対策です。
ですが、長期間保存する場合、このまま入れっぱなしにしないでください。

トマトはとても柔らかいので、密着したり積み重なっている状態が長くなると、重みなどでつぶれたりダメージを受けてしまいます。

また、密着しているところには湿気がこもりやすく、カビ菌があるとそこから増えてしまいます。
ですから、トマトはパックや袋から出し、平らなところにできるだけ密着しないように置いてあげるのが、カビを生えさせず長持ちさせる方法となります。

トマトのカビまとめ

トマトは水分が多くカビが出やすい野菜です。

ただし、トマトのカビにも種類があり、無害なもの(灰カビ【ゴーストスポット】)もあることがわかりました。

カビの原因菌は様々ですが、とにかく水分があることが原因となります!逆に言えば、水分を取り除くことで発生を抑えることは可能だということです。

また、傷や割れなどがあると有害なカビが生えたり、内部までカビてだめになってしまいますので、トマトはやさしく取り扱ってくださいね。

トマトが腐っている場合や適切なトマトの保存法については別記事で詳しく紹介していますので、あわせてお読みください!

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