柿の食べごろの見分け方との美味しい柿の選び方!冷凍保存でおいしさ長持ち

柿の食べごろの見分け方との美味しい柿の選び方!冷凍保存でおいしさ長持ち

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美味しい秋の味覚のひとつ、柿。どこか懐かしさを感じる果物ですが、不思議と食べ飽きることがなく、柿シーズンが来るのを毎年待ち遠しく感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、柿はビタミンCが豊富なことも知られていて、風邪予防などの健康効果も、日本の生活で長く親しまれてきた要因なのかもしれません。

そんな貴重な季節の恵みである柿を、どうせなら一番美味しく食べられるように選びたいですよね。

まずは覚えた瞬間から使えちゃう、簡単な美味しい柿の見分け方4つをご紹介します。

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目次

簡単だからすぐに実践できる!美味しい柿の選び方

①柿のヘタで見分ける

まずは、柿に付いているヘタに注目してください。何故なら、ヘタは柿の鮮度を表すバロメーターとなるからです。ヘタに隙間があったり黒ずんでいたりすると、鮮度が低下している可能性があります。

具体的には、次のような柿を選びましょう。

  • ヘタの下まで柿のオレンジ色が回っている
  • ヘタが隙間なくしっかりと果肉に張り付いている
  • 4枚の葉が揃っていて、なるべく緑色

②色と形で見分ける

次に、柿全体の色艶と形を見ます。それによって、甘みの強い柿を見分けることができます。品種や種類によって色味は変わってきますが、出来るだけ色味の濃いものを選びましょう。

具体的には、次のような柿がオススメです。

  • 果肉が全体的に濃いオレンジ色、つやのあるもの
  • 凹凸があまりなく、整っているもの

③ブルームで見分ける

ここで柿の表面に注目してください。ツルツルしているはずの柿の表面が、白っぽく曇ったようになっていませんか?その状態になっている柿は、美味しい可能性が高いです。

柿には、表面に白い粉のようなものが吹くことがあります。一見するとカビや悪い物質のように思えてしまうかもしれませんが、その白い粉のようなものを「ブルーム」と呼びます。

ブルームの正体、それは完熟した果肉の表面に見られる天然物質です。決して悪いものではありません。

実はブルームとは、柿自身が行う防衛策のひとつ。果肉を水分蒸発・病気から守る役割があります。

つまりこのブルームが見られる場合、柿自身が水分蒸発を防いでいるため、新鮮な状態が保たれていることになります。

④固さと重さで判断

最後に、柿を手に取って、軽く触れてみましょう。水分が多くて瑞々しい、美味しい柿を判断する基準となります。

具体的には、次のような柿を選ぶと良いでしょう。

  • 持った時に、ずっしりと重みがあるもの
  • 軽く触ってみて、皮が程よく固く、柔らかすぎない張りのあるもの

どうせなら美味しく食べたい!柿の食べ頃の見分け方

柿の美味しい選び方について学び、早速実践してみたい気持ちになるかもしれませんが、少しだけ待ってください。

柿はいつ頃に手に入れるのが良いのか、どのタイミングで食べるのが良いのか、知っていますか?

ここでは柿が手に入る時期や、食べ頃の見分けるポイント、食べ頃を調節する方法についてご紹介していきます。

柿の旬は何月?いつ手に入れるべきか

柿の旬は、ざっくりと言えば10~11月です。

一般的にどの品種にしても、その頃に「出盛り期」と「美味しい食べ頃」を迎えます。ハウス栽培の柿は8月中旬の頃に出回り始めるものもあります。

ただ、柿には大きく分けて、甘柿・渋柿・不完全甘柿があり、さらに品種も様々。
果肉がトロっとした柔らかさのものやシャクシャクとした固めのもの、ねっとりとしているものなど、それぞれに特徴があります。

青果店などでよく販売されている、甘柿の「富有柿」。

丸みのある四角い形が特徴です。果肉が柔らかくて果汁が多く、糖度が高いことから、「甘柿の王様」と呼ばれています。主に11月を中心に出回ります。

次郎柿

同じ甘柿でも「次郎柿」は、富有柿よりも大きくて四角い形ですが、上品な甘みとシャキシャキの食感が特徴です。こちらは10月の下旬ごろから出回り始めます。

このように、一言で「柿」と言っても特徴は品種によります。その特徴を楽しみながら味わうには、品種ごとの旬の時期に購入して食べるのが「一番の食べごろ・旬」と言えます。

食べ頃は好み次第、柿は呼吸を続けていく

次は、買ってきた柿を一番美味しく食べるタイミングについてのお話をします。

柿の食べ頃は、食べる方の好み次第です。

それは柿が、カビや腐敗・異臭・傷みが発生する以外、長く美味しく食べられる果物だからです。

シャキシャキの硬めの食感が好き方、トロトロの柔らかい食感が好きな方、腐る直前が一番美味しいと感じる方もいます。

実は、どれも柿の食べ頃として正解なのです。

柿だけに限った話ではありませんが、収穫後の果物は生きて呼吸をしています。

熟す過程で、果肉に含まれている栄養や水分を使ってどんどん追熟が進み、腐る一歩手前の完熟状態には果肉がとろけたジャム状になります。

保存してブヨブヨの状態になった柿も、完熟状態になっただけでおいしく食べられるのです。

ブルームが発生した時も、完熟したサインである可能性が高いです。

しかし、完熟後も柿は熟し続けます。

過熟となってしまうと柿自身の栄養分・水分が使い切って、今度は腐る一方になってしまい、ここまでくると食べられなくなってしまいます。

つまり、この過熟に到達する前までの全てが「柿の食べ頃」になります。

自分なりの食べ頃を調節し、見つけることが柿を美味しく食べるための大切なポイントとなります。

自分好みの食べ頃にする、追熟の調節方法

では、自分好みの食べ頃へ、熟し方を調節する手段はあるのでしょうか。

柿の保存は常温で10日~15日間は可能ですが、2日目ほどから熟してじょじょに柔らかくなります。冷蔵庫で保管した方が若干追熟のスピードは緩やかになりますが、それでも追熟は進んでいきます。

固い食感を残したい場合にオススメの方法、それは柿のヘタを保湿しながら保存することです。

これは、柿はヘタの部分で呼吸をするため、ヘタに水分を補うことで果肉の水分が蒸発してしまうのを防ぐことができるからです。こちらはNHK番組「ためしてガッテン」でも紹介された方法です。

具体的には、次のようにします。

  • キッチンペーパー、またはコットンに水を含ませる
  • 濡らしたものをヘタにあてる
  • そのままヘタを下側にした状態で1個ずつラップで包む
  • まとめてポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存

少し面倒に感じるかもしれませんが、これによって2~3週間はシャキシャキの柿を味わうことが出来ます。是非チャレンジしてみてください。

一方、柿を柔らかく完熟させて甘くする方法は、そのまま冷蔵庫の野菜室に保存しておくだけでOKです。

ただし、置きすぎると腐ってしまうので注意しながら様子を見てください。

柿は冷凍保存できる?メリットと注意点を解説

美味しい柿、食べ頃の柿が手に入ったら、できるだけ長く楽しみたいですよね。実は、柿は冷凍保存が可能な食材です。そのメリットと、冷凍する際の注意点について触れていきます。

冷凍保存のメリット

冷凍保存の一番のメリット、それは「自分好みの食べ頃の柿」をキープできることです。

前述したとおり、収穫後の柿はどんどん追熟が進んで柔らかくなっていきます。

渋抜きをした柿は特に柔らかくなるスピードが速く、中には2~3日で柔らかくなってしまう場合も。せっかく迎えた「自分好みの食べ頃」が、あっという間に過ぎてしまったらガッカリですよね。

ここで冷凍保存をすると、意図せず柔らかくなった柿をこれ以上柔らかくならないよう保存したり、完熟柿の保存が可能です。

柔らかめが好きな方には特に、「美味しいと感じる柿」を長くキープすることが出来るので、大きなメリットになるでしょう。

冷凍保存の注意点

柿を冷凍保存をする際に注意するべき点が3つあります。

硬い柿の冷凍保存は避ける

1つ目は硬めの柿の冷凍保存はあまりオススメできません。
硬めの柿を冷凍すると、解凍したときに果肉の歯ごたえがなくなって、食べ応えが少なくなります。

なので、硬めの柿は常温保存、冷凍保存は「追熟が進んだ柔らかめの柿」がオススメです。

冷凍保存時は柿を重ねない

2つ目は、切った柿が重ならないように冷凍することです。冷凍までの時間がかかってしまうと、鮮度が低下して保存期間が短くなってしまいます。一個一個を離して収納する、小分けにする、などのサッと凍らせるための工夫をしましょう。

柿の解凍は半解凍で

3つ目は、解凍時は半解凍にすることです。しっかり解凍すると、ドロドロになってしまいます。自然解凍で半解凍にするとシャーベットのようになるので、それを楽しむのも良いでしょう。

柿を冷凍保存する3つの方法

では実際に柿を冷凍保存するには、どのような方法があるのでしょうか。それぞれのやり方と、解凍後の食べ方を見ていきましょう。

丸々そのまま冷凍保存

一番手軽な方法です。

柔らかい柿や完熟した柿を、皮やヘタがついたまま丸々フリーザーパックに入れて、冷凍してしまいます。とにかく時間が無い、柿がたくさん残っているので手間をかけたくない時にオススメです。

食べ方ですが、丸のまま半解凍にしてから、ヘタの部分に包丁を入れます。
すると、そこからスプーンですくって食べることが出来るので、とっても簡単です。

柿をまるごと使ったシャーベットアイスとして、贅沢な食べ方になります。

また、少しだけ手間になりますが、完全に凍らせる前に皮とヘタを取ってしまう方法もあります。

その際は、1度軽く凍らせてから皮を湯剥きするとキレイな仕上がりになります。

ピューレ状にして冷凍保存

柿の皮や種を取り除き、ミキサーでピューレ状にしてから冷凍する方法です。

こちらの方法で冷凍した柿は、のちにヨーグルトソースやドレッシング、離乳食に使う際に便利です。

保存容器に関して、プラ容器などでOKです。ジップロックで保存するときは、なるべく板状にするとかさばりません。

氷嚢皿を使って、一度に使う分量に分けて冷凍すると使いやすくなるでしょう。

切り分けて冷凍保存

この方法は、生の時に食べやすい大きさにカットして、種や皮を取り除いてから冷凍するというもの。

一番の良いところは、解凍してからすぐに食べられる状態になっている点です。

また、この方法で冷凍した柿は、料理の具材として使うのも手軽です。

近年ではフルーツを使ったサラダや煮込み料理が注目されています。そんな季節を感じさせるオシャレな料理にも利用しやすいです。

冷凍柿の賞味期限

さて、ここで1つの疑問がわきます。冷凍柿には賞味期限はあるのでしょうか。

結論から言えば、冷凍柿は最低1か月、環境が整っていれば3か月は楽しむことができます。

これだけの期間が有れば、旬の頃にまとめ買いをして、長く楽しむ事ができますね。

ただし、離乳食としてピューレ状にした柿は、赤ちゃんの健康を考えて1週間ほどで使い切ってください。

柿の食べごろの見分け方との美味しい柿の選び方まとめ

柿の食べごろの見分け方との美味しい柿の選び方のまとめをします。

  • 美味しい柿の見分けるには、「ヘタ・色と形・ブルーム・重さと張り」の4つに注目
  • 柿の旬は10~11月、「自分好みの食べ頃」は熟し方を調節して作ろう冷蔵庫
  • 柿は冷凍保存できる、その方法を3つ紹介
  • 冷凍保存熟して柔らかくなっていきます。した柿の賞味期限は1~3か月

柿をさらに美味しく、そして長く食べるための方法を紹介しました。老若男女問わずに愛され続ける柿、その魅力を存分に楽しみましょう。

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