柿の追熟方法!柔らかくし熟成させ柿を甘くする方法とは

この記事では今ある柿をさらに柔らかく甘く熟成させる方法を解説。

柿はとても賞味期限が長い食べ物。
その特性を利用して書くをどんどん熟成させていくのです。

それを柿の追熟と言います。

下で詳しく解説していきますね。

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目次

柿の追熟とは?

柿の「追熟」、まずは聞きなれない言葉の意味を抑えましょう。

追熟とは、果実を収穫時よりも熟させること。
収獲時の柿はほとんどの場合、熟しきっている状態ではありません。

熟し方は、柿の呼吸によって進み、果実内の水分や栄養を使ってどんどんと実を柔らかく甘い状態にしていきます。

熟しすぎると腐り始めてしまいますが、その段階になるまでの期間、長く「食べ頃」を楽しむことができます。

ですから、甘くない柿や固すぎる柿は、追熟を行ってから食べるようにしてください。

柿の追熟をコントロールできるようになるメリット

柿の追熟を管理できるようになると、「自分好みの食べ頃の柿」を早く・長く楽しむことが出来ます。

柿の追熟には特別な手間は必要ありません。

追熟とは、放っておくだけで、柿を甘く柔らかくすることができます。
言い換えれば、特別な手間をかけず、簡単に柿を甘くすることができるのです。

しかし、追熟には「勝手に進んでしまう」という欠点があります。

店頭から手に入れた柿は、常温だと2~3日くらいで柔らかくなり始めます。
冷蔵庫にいれた場合は熟し方のスピードが少し緩やかになりますが、それでもどんどんと追熟は進んでいきます。

「食べ頃の柿」を、すぐに食べたいと思っても我慢が必要だったり、長く食べたいと思っても食べきれないまま時期を逃してしまったり、なかなか上手く行かないことが多いのです。

柿の熟し方を早めたり、遅くしたりする方法が分かると、自分好みの食べ頃に「早く、正確に」たどり着くことが出来ます。

シャクシャクと固い柿、トロトロと柔らかい柿、それぞれ好きな方っていますよね。

柿の熟し方をコントロールすることは、「自分好みの食べ頃の柿」を作っていくためにとても重要になります。

こんな柿も追熟できるの?

通常の店頭に並んでいる柿は、「すぐにでも食べられる」もしくは「追熟させればすぐに自分好みの食べ頃になる」ものばかり。

でも、頂き物の柿や自分のお庭で収穫した柿など、「商品としての下準備をされていない柿」を手に入れるパターンってありますよね。

「商品としての下準備をされていない柿」の追熟はどうするの?という疑問にお答えしていきます。

渋柿は追熟させられる?

渋抜き前の柿を貰った場合、扱いが慣れていない方はどうしたら良いのか戸惑ってしまいますよね。

結論から言えば、渋柿も同じく追熟させることが出来ます。

そして、追熟させることで柿の渋みも抜けていきます。それなら特別な手間をかけずに、渋みも抜けて一石二鳥だと思いますよね。

ただし、注意点があります。

渋柿をそのまま熟させると、渋みが抜けると同時に実が柔らかくなっていきます。
シャクシャクの硬い柿が好きな人は、渋みが抜けた頃には「好みでは無い柿」になっているかもしれません。

それを避けるため、単純に渋みだけを抜く場合は焼酎を使うのがオススメです。

代表的なものは、ヘタ部分にアルコールを含ませて放置するという方法があります。

追熟の目的が「渋抜きを兼ねて」なら、実が柔らかくなってしまうことを承知の上で行ってください。

青柿は追熟させられる?

それでは、青柿の追熟はどうなのでしょうか。熟し柿の状態になると鳥たちが食べてしまうため、柿が少し青いくらいのうちに収穫してしまうお宅もありますよね。

これも結論を先に言えば、少しくらいの青さの柿は追熟可能です。

熟す方法は、通常の柿と同じものが使えます。

ただし、実が若すぎる青柿を追熟させる場合は注意が必要です。

通常の柿よりも追熟がしづらいため、熟しやすい環境づくり・対処法を念入りに行った方が無難です。

実の若さが原因で、そもそもに追熟が不可能な場合もあります。

時々触ってみて、追熟が進んでいるかを「硬さ」で確かめましょう。

常温で柿を追熟する方法

常温で柿を追熟する方法、それは「放っておく」だけ。

ただそれだけで、柿の呼吸は続き、追熟は進みます。気長に柔らかくなるのを待ちましょう。

それでも、傷みを避けて、より上手に追熟を行うためには、以下のポイントを抑えましょう。

  • 柿のヘタを下にする
  • 15℃くらいの温度で管理する
  • 直射日光に当てない
  • 風通しの良い場所に置く
  • 箱のままでは保存しない

つまり、高温多湿を避けてソックリと置いておくことです。

この状態で3日ほど置くと、食べ頃が始まります。

リンゴで柿を追熟する方法

柿が完熟状態になるまで待ちきれない方へ、是非知って欲しい「追熟のスピードを速めて、熟し柿を短い期間で作る方法」を紹介します。

それは、リンゴと柿を一緒に保存するという方法です。

何故それで追熟のスピードが速まるのか。

その答えは、リンゴから発生するエチレンガスが関係しています。

エチレンガスは熟成を促す成長ホルモンを含んでいて、触れた果物を早く熟させる効果が有ります。
リンゴはエチレンガスの発生が多い果物なので、それを利用するわけです。

具体的な方法は、とても簡単。

  • リンゴと柿を一緒の袋に入れておく
  • もしくは、リンゴの近くに柿を置いておく

たったこれだけで、熟成が進んだ柿を短い期間で手に入れることが出来るのです。

ただし、注意してほしいことが1つだけあります。

それは、柿をそのままリンゴの近くに置きつづけると、追熟が進みすぎてしまうことです。

柿が食べ頃になったら、リンゴとは同じ袋にいれず、それぞれ離れた場所で保管するようにしましょう。

電子レンジで柿を追熟する方法

いざ柿を切った時、期待した熟し具合と違ったことはありませんか。

柔らかめな柿が好きなのに、とガッカリしてしまった時に使える救済策です。

柿の食感をすぐに柔らかくする方法、それは電子レンジを使います。

  • 皮を剥いた柿を食べやすいサイズにカットする
  • ふんわりとラップをかけて、電子レンジで30秒~1分ほど加熱する

たったこの2工程だけで、柿が柔らかな食感になります。ぜひ試してみてくださいね。

ただし、この方法を使う場合のポイントが2つあります。

  • 加熱の途中で時々固さを確認する
  • 温かい柿が嫌な時は、冷蔵庫で再度冷やして食べる

家庭用レンジは物によって出力が異なるため、様子を見ながら行ってください。

柿の追熟が失敗する原因と対処

柿の追熟は、基本的には放っておくだけで出来ますが、時には失敗してしまうこともあります。

追熟の主な失敗は次の3つです。

  • 追熟が進まないパターン
  • 追熟を進めすぎるパターン
  • カビや傷みを発生させてしまうパターン

それぞれ、どのような時に起こるのでしょうか。1つずつ、原因と併せながら見ていきましょう。

①追熟が進まないパターン

柿の追熟が進まない原因となるのは、主に3つです。

  • 保存袋などを密閉してしまう
  • 極端に寒い環境に置いてしまう
  • 若すぎる青柿を使う

これらは、柿が熟すために必要な条件、「柿が呼吸できる環境」と「種の成熟」が関係してきます。

先にもお話しましたが、追熟には柿の呼吸が大切。
密閉された空間では柿がうまく呼吸できず、追熟が進まなくなってしまいます。

また、柿の呼吸は温かければ早く、寒ければゆっくりになります。
呼吸の速度が遅いと、追熟のスピードも遅くなり、なかなか追熟が進みません。適温は15℃くらいと覚えておくと良いでしょう。

そして柿の追熟には、種の成熟が不可欠です。

若すぎる青柿の場合は、種が成長する前に収穫された為、追熟が出来ないことがあります。

なので、美味しい柿へと追熟を進めるには、「ほどよい育ち具合の柿を呼吸しやすい環境においてあげる」ことが重要になります。

②追熟が進みすぎるパターン

柿の追熟を進めすぎてしまう原因となるのは、次の2つです。

  • 長く放置しすぎてしまう
  • 温かすぎる環境に置いてしまう

これらは、「柿に呼吸をさせすぎてしまう」ことに繋がるからです。
柿は温かい環境下では、呼吸のスピードが速まります。その分、追熟のスピードが上がるわけです。

繰り返しとなってしまいますが、適温は15℃を目安としてして覚えてください。

柿の熟し方を見つつ、食べ頃を逃さないためには、追熟スピードはある程度で抑えた方が管理しやすいでしょう。

③カビや傷みを発生させてしまうパターン

こちらの原因となるのは、主に次のような場合です。

  • 風通しの悪い、高温多湿の状態にしてしまう

箱のまま柿を置いた場合、湿気がこもりやすくなります。
また、傷みなどの変化も見つけづらくなり、健康な柿にも悪い環境となってしまいます。

柿を清潔な状態を保つためにも、風通しと湿気には気を配りましょう。

追熟させた柿の保存方法と保存期間

時間や一手間をかけて、美味しい状態まで追熟させた柿。

そんな柿の食べ頃をキープするには、これ以上追熟させない処置が重要です。

そんな2つの方法を紹介します。

冷蔵庫で保存する方法

冷蔵庫で保存するといっても、柿をそのまま入れるわけではありません。ポイントは、ヘタを保湿することです。

  • 湿らせたキッチンペーパー等をヘタにかぶせる
  • ヘタを下にした状態で1個ずつラップで包む
  • ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜庫へ

このように保管すると、2~3週間ほど柔らかくなることなく柿を保存できます。

冷凍庫で保存する方法

柿を冷凍保存してしまう方法です。冷凍の仕方は3つあります。

  • 丸々、ジップロック等に入れて保存
  • 食べやすくカットした状態で保存
  • ミキサーを用いてピューレ状にして保存

冷凍庫での保存期間は1~3か月ほどとなりますので、長く柿を楽しむことができます。

追熟させ過ぎた柿の食べ方

食べきれず、もしくは長く置きすぎて、うっかり熟させ過ぎてしまった柿。
柿はカビ・傷みが発生したり腐ったりしないうちは、長く食べられる果物です。

まだ食べられるものなのに、捨ててしまうのは勿体ないですね。

そこで今回は、このようなトロトロ柿を美味しく楽しむ方法を紹介します。熟させ過ぎてしまった時の対処法として、ぜひ参考にしてみてくださいね。

シャーベットとして

熟して柔らかくなった柿が一瞬で、手軽で美味しいデザートへ変身します。

作り方は簡単、素材そのままを冷凍するだけ。

食べる時は自然解凍か電子レンジ使用で、「半解凍の状態」を目指します。皮つきの丸のままなら、包丁で一部を切って、そこからスプーンですくうと簡単に食べられます。

ヘルシーなひんやりデザートとして、柿シャーベットを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ジャムとして

トロトロ柿を、簡単にジャムに加工することもできます。

材料は、柿の重さに対して30%の砂糖、レモン汁と、とってもシンプル。それらを弱火で煮詰めるだけです。

熟しすぎた甘い甘い柿は、自然の甘味料たっぷり。砂糖を少なくしても、美味しいジャムに仕上がります。

朝食のトースト、おやつのマフィンにのせてお食べください。

飲み物として

フルーツを使った飲み物は、市販品やカフェでしか馴染みのないように思われがちですが、熟し柿を使って自宅で簡単に楽しむことができます。

まずは熟し柿をピューレ状にします。

ミキサーを使っても良いのですが、さらに手軽な方法があります。
熟し柿の皮と種を取り除き、ビニール袋に入れて手で揉むとピューレ状になります。

  • このピューレ状の柿を、牛乳+ヨーグルトに混ぜると「柿ラッシー」へ。
  • 炭酸水で割ると「柿サイダー」を楽しめます。

人工甘味料を使わない天然ドリンクに、お子様もきっと大喜び。

柿の追熟方法まとめ

柿の追熟方法のまとめをします。

  • 柿の追熟とは、柿を甘く・柔らか柔らかくする方法く・食べ頃にする一番手軽な方法。
  • 渋柿・青柿を追熟させようとするときは注意が必要。
  • 追熟は、常温で放っておくだけで進む。ただし、密閉せずに温度管理・風通しに気を配ること。
  • リンゴを使うことで早く追熟させられる。電子レンジを使うと即席で柔らかい柿にすることも。
  • 追熟した柿は、ヘタを保湿して冷蔵庫、もしくは冷凍庫で冷凍保存すると良い。
  • 追熟しすぎた柿も、美味しく食べる方法がある。

美味しい柿を、さらに美味しく。甘く柔らかい状態にしてくれる追熟。上手に柿の追熟をコントロールして、一番美味しい柿へと仕上げていきましょう。

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